スミスのコツコツブログ

アマゾン・Apple・映画ドラマ・ミニマリストについての日々をコツコツお届けます。合言葉は「この俺にできるなら皆もできる」

海外ドラマ論評「ファーゴ」とは?

どうもスミスです。

 

なかなかの良作でありました海外ドラマ「ファーゴ」。

今日はファーゴについて少し語ってみたいと思います。

f:id:on-the-smith:20170505105018j:plain

 

【映画版・ドラマ版のファーゴ】 

1996年に同名の映画「ファーゴ」が制作されており、ドラマ版の「ファーゴ」は、映画版の「ファーゴ」の世界観を引き継いでおります。

 

ですが登場人物や設定はほとんど引き継いでおらず、ドラマ・映画それぞれ好きなタイミングでご覧いただくことができます。

 

ドラマのシーズン1では一か所だけ映画版の設定を引き継いだものがあります。ですが、それでも「映画版を先に見ておかないといけない」というほどでもないので大丈夫です。

 

映画版の監督はコーエン兄弟といいまして、「とあるアメリカの田舎で起きた小さな事件が、やがて大きな事態に発展していく」ストーリーが得意のようです。

 

他にも2007年にはアカデミー作品賞を受賞した「ノーカントリー」があります。こちらも同じように小さな町での事件がやがて大きくなっていくモノです。 

ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

 

 

ドラマ版ではコーエン兄弟が制作をつとめています。やっぱり物語の色合いもコーエン兄弟らしい。

 

そしてコーエン兄弟は単に「静かな田舎の事件」を描いたわけではないようです。

 

 

【ファーゴの核心】

人生とは些細なことがきっかけでやがて、静かに、音を立てず、じわじわと自分のやってしまった出来事がやがて大きく膨らみ、取り返しのつかない事態に発展してしまう。

 

みなさんの日常にも心当たりがあるかもしれませんが、このドラマではそうした「予期せず至ってしまったこと」を忠実に詳細に描いております。

 

シーズン1の「保険屋レスター・ナイガード」も、シーズン2の「エド&ペギーのおしどり夫妻」もどこかで事態を解決できたでしょうに、それぞれが自分のやってしまったことを隠し続け、ごまかしてしまったために人生そのものがどんどん狂っていく。。。

 

このドラマの魅力とは皮肉なことに、「平凡な人間のエゴで事件・トラブルを起こしてしまい、ずるずると状況が悪くなりつつも、思わぬ形でそれを乗り越えてしまい、最後に破滅に向かっていく」ところに視聴者を釘付けにし人気となったのでしょう。

 

映画版の「ファーゴ」も「ノーカントリー」も同じように、主人公たちが衝動的に、思いつきでやってしまったことがだんだんと状況を悪くし、家族や周囲まで巻き込み、取り返しのつかなくなる、という話がコーエン兄弟の得意とするところであるようです。

 

我々の人生にも思い当たるものはあるかもしれません。だからこそこの物語の魅力的な部分となり、人気に火をつけたのでしょう。

 

【その他のみどころ・魅力】

映画版もシーズン1、2も「ファーゴ」らしい共通点はおおく、「おおっ」とうならせてくれる箇所もたくさんありますが、それぞれのストーリーもたくさんあります。

 

また、ただ脚色や展開がどれも同じというわけでなく、それぞれに特徴的で魅力的な展開がありますので、飽きずに楽しめるところがファーゴの魅力であります。

 

あまり中身をお伝えしてしまうとネタバレに繋がりかねませんので、短く、抽象的に相違点をテーマごとに短くお伝えしておきますと、

・映画版→「エゴイズムと計画ミス」

・シーズン1→「うまく切り抜けてしまう嘘」

・シーズン2→「勘違いによる滅亡」

 

 

そしてキャラクターも魅力的です。シーズン1で登場する殺し屋の「ローン・マルヴォ」、シーズン2のマフィアの手下「マイク・ミリガン」、ゲアハルト家の手下「ハンジー」など、落ちぶれていく人物のみではなく、これらの腕のいいキャラクターたちが物語に緊張感を与えて引き締めてくれています。

f:id:on-the-smith:20170506103429p:plain

殺し屋ローン・マルヴォを演じたビリー・ボブ・ソーントン氏。

 

 

そして2017年春からは「シーズン3」がスタートし、主演は「スター・ウォーズ」シリーズで、若いオビワンをつとめたユアン・マクレガーです。しかも双子の役で出ております。ますます目が話せないファーゴです。

f:id:on-the-smith:20170506100008p:plain

 

 

 

【ファーゴのまとめ】

・物語のペースが遅すぎず早すぎず、ほどよいペースが保たれ見ることができる。

 

・キャラクターひとりひとりの個性が丁寧に描かれている。また、登場人物は多いが、一人一人を視聴者を混乱させない個性と特徴が描かれている。

 

・ストーリーがガチャガチャしておらず、それでも決して単純というわけでもなく、わかりやすく、じわじわ物語の中に入ることができる。

 

・シーズンごとに設定、キャラクター、ストーリーが変わるため、前シーズンがどうだったかとか、再度以前のストーリーを確認する必要がない。

 

 

ぜひみなさんも「ファーゴ」シリーズ、あるいはコーエン兄弟作品をご覧いただいてみてはいかがでしょうか?とても面白いですよ!!